TS-660修理の続きです。
④感度が落ちているバンドがある。
これは、サービスマニュアルのRX側調整で良化しました。現行リグのIC-7300と比較しても高感度です。(イメージ特性などはともかく。24MHzを除く)
調整で要求されるスイープジェネレータは持っていないので注意が必要です。基本的には触らない方が良いですが、Web情報や回路図から判断して行いましょう。今回は一部未実施としています。
⑤基準周波数がずれている。
結構ずれていました。これは、コントロールユニットとPLL-UNITでの調整です。周波数カウンタがあるので問題なく調整できます。
(IF-UNITの下にあるControl-UNIT。これとRF-UNITの隣のPLL-UNIT)
⑥メインダイヤルのエンコーダーすべり
パルスカウントが上手くいかず、ダイヤルを回しても周波数がなかなか変わってくれない状態でした。正しく調整するならオシロスコープが必要ですが、EncoderユニットのVRをちょっと回したら正常動作になったので良しとしました。(オシロスコープは持っていますが、今回は使わずに簡単に済ませました。)