SWR計の修理:続

前回からの続きです。注文していたショットキーダイオードが届きました。4個だけだったのですが、しっかりとした梱包で届いたので少し驚きました。乾燥剤と湿度インジケータも入っていました。ところで部品はどこに?ってくらい小さい。

なんだこれ、こんなに小さいの?。そうですショップ商品写真を見て購入を決めたのですが、それは超拡大写真だったのです。右上の乾燥剤の下に半分隠れているのが、注文した4個が入ったリールから切り取られた4個入ったもの。

見えないので拡大しました。寸法は長手方向で約1mm!!暫く呆然としてあきらめかけました。

 

気を取り直して半田付け格闘しました。見た目ではアノード・カソードの別が全く分かりませんので、テスターで確認してからピンセットでつかみます。半田付けですがこて先より小さいくらいの部品なので、目視では状態が全く分かりません。「こてを当てる度に拡大鏡で確認」を繰り返して更にテスターで確認です。かなり時間が掛かりましたが、なんとか下の写真の様な感じでできました。見えますかね。。。。探してみて下さい。

 

購入したショットキーダイオードのVfを測定したところ、約0.18Vでした。これなら前回記事を書いた時より期待できます。実際にHFに関してはフラットになりました。50MHzでもかなり優秀です。2mは少し効率が落ちるようですが、故障していない側のダイオードに迫る性能となりました。(そういう意味では製品で採用されているダイオードはかなり良い特性の様です。残念ながら型番が分かりませんでした。)

ということで、十分使える性能に戻すことができましたのでセンサー1側の修理は完了とします。