年末休暇に突入したということで、時間の掛かるメンテナンスに取り掛かっています。レコードプレーヤーはDENON:DP-3000をダブルアームで使用しています。アームはSAEC:WE308とオーディオクラフト:AC-400Cを使っていて、これらとの組み合わせも相性が良くとても満足しているのですが、DP-3000は手に入れた時から内部のチェックは行っていませんでした。
内部基板の状態ですが、アルミ電解コンデンサの容量抜けはありませんでした。大型のダイオードと一部のトランジスタの足が黒くなっていましたが、他は問題なさそうなので特に交換はしませんでした。(トランジスタのhfeが低下している可能性はありますが、取り外して測定するためには基板に接続している配線を沢山取り外す必要があったのと、半田を当てると壊してしまう可能性を考慮して今回はやめておいた)
部品点数はそれほどでもなく、交換は故障して動かなくなってからでも良いと判断しました。また、モーターブロックは大型で精密。素晴らしいです。
まずはターンテーブルを外し、その後止めてある木ネジを外せば引き出せます。(ターンテーブルを外す前に回転速度検出用ピックアップを退避しておくことを忘れずに)
ターンテーブルが無いとこんな感じ。しっかりとした作りです。
ターンテーブルをひっくり返した状態です。メンテ方法はネット上に沢山ありますね。
モーターカバー(ターンテーブル側ですね)を開けたところ。他のメンテ中の写真は省略しましたが、この状態の写真は見かけたことが無いので載せておきましょう。内部は特に問題ありませんでした。軸の最下部はボールで支えています。ここのモリブデン?グルスは硬くなっていませんでした。モーターカバーには一番上に樹脂製部品があり、この部品が軸を両側から緩く挟み込んでいます。(写真とるの忘れた。。)この為、STOPボタンを押すと軽くブレーキが掛かる様になります。(ブレーキ用なのか、中心をしっかり出してスムーズに回る様にする目的なのかは不明ですが。両方かな)
樹脂部品です。これが軸を挟んでいるので、このテンションが強ければ止まりやすくなります。
ストロボスコープの鏡がくすんでいたので綺麗に拭いておきました。(下の写真は拭いている最中)