FT-817ND:受信音の歪み改良

新戦力のFT-817NDに先日手に入れたCWフィルターを追加したのですが、前から気になっていた受信音の歪がフィルターを入れることで更に気になるようになってしまいました。(というか、全然符号になりません)

購入してすぐヘッドフォンで聴いていると音がビリつく感じがありました。しかも音量はそれほどでもないので変だなあと。。。その後いろいろ確かめて(ヘッドフォン変えたりIPOやATTのON/OFF比較。信号強度などで比較)みたのですがあまり改善しませんでした。最終的には裏メニューでIF-GAINを調整してみましたがNG。アンテナを接続しない状態で、Mark-Vで送信した信号を聴くと問題ありません。よって実際にアンテナを接続して沢山の信号が無線機に入力されるとNGな様です。(ノイズが多いとNGとする方もいました)

さらに調べていると同じ症状に困った人が、改造で改善したことがわかりました。これはやってみるしかないでしょう。ということで無線機をバラバラにして作業しました。
チップ抵抗(1005サイズ)の交換ですのでかなり神経を使いましたが結果はベリーグッド。まさに別世界です。

とにかくMAIN基板を取り出さなければならないので、ばらしていきます。
上下の蓋を取り外し、前面パネルも外します。


裏側もこんな感じに。


そしてメイン基板の表と裏。裏側の小さなチップ抵抗(1005タイプ)を交換します。
見えているフィルターは純正オプションの300Hz。MARK-Vでinradの300Hzを使っていて良い感じなので、500Hzではなく300Hzを選びましたがやはり正解。メカフィルの500Hzはスカートが広すぎてだめです、Mark-Vも始めは500Hzを使っていたのですがSUB-RXに廻しました。



組み上げて動作確認。


マイナーチェンジ前のFT-817ではこの抵抗値が異なっていて歪まないとのこと。やってみて確信しましたが、これは絶対メーカーのミスでしょうね。みなさん我慢して使っているのでしょうか。