AU-α607L Extra:修理のはめに。。

BIAS調整用のVRがクリティカルなので、多回転VRへ交換しました。ついでにバランス調整用のVRも経年劣化が想定されるのでこちらも交換。ここまでは良かったのですが、BIAS調整時にショートさせてしまい、LAPT2が逝ってしまいました。(バランス駆動右chの片側ペア)

かなりショックでしたが、以前AU-D607F Extra修理用に取り寄せていたトランジスタがあることを思い出してこれに交換しました。スペックとしてた出力パワーは少し小さくなりますが帯域としては70MHzまで伸びている2SC2837/2SA1186へ交換しておきました。MAXパワーは少し低いですがそもそもそんなパワー使いませんから。。

LAPT2は非磁性体(銅)なので見た目のグレードが下がってしまいましたが、そもそもカバーを開けてパワーブロックを取り出さないと見えない場所にあります。音ですか?変わりませんね。

 

壊れたパーツ

 ・パワートランジスタ:1ペア

 ・0.22Ωセメント抵抗:1

 ・抵抗:1

 

これで済んだだけでも良かったと思っておきます。。

パワートランジスタは、LAPT2ベースと思われる2SC3519A/2SA1386A(A無し品でも可)、もしくは2SC3284/2SA1303をそのうち手配しておきましょう。(ただ、また壊しそうなので保守パーツとして保管)

補足:ドライバ段TRのhfeが規格を少し下まわっていました。(破壊時に劣化したか経年劣化なのかは不明ですが、とりあえずそのまま戻して使用中)これも手配して交換しておいた方が良いかもですね。

 →2SC3298Y/2SA1306Y:125、85程度に下がっていた。

 →互換候補(2SC4793/2SA1837、2SC4883A/2SA1859Aあたり)

  →2SC4883A/2SA1859A:Yランク(2ペア購入済みだった)