RJX-610:メンテナンス④:感度・AGC調整

引き続きRJX-610のメンテナンスです。今回は感度調整とAGC調整。同時にSメーターの動きも変わります。特にAGC調整とSメーターの振れ具合は関係性があるので注意です。HFのオールドリグでもTS-830などはAGC動作とは別にSメーターだけの調整ができるので注意です。

感度に関係するのはRF系のT1〜T3とIF系のT7〜T9ですが、触ってみた感じではT1〜T3はあまり効きませんでした。よって元の位置に戻しておきました。特にT1が効かないのは意外でしたがそういう設計でしょうか。逆にT7〜T9はかなり効きます。結果としてはバンド中心で感度最大に調整しました。ここはただ単に感度最大にしても問題がある場合もありますが、いろいろ試したところ感度最大で問題無いようでした。

最後にVR2(AGC動作)の調整をします。ノイズや小信号時のSメーターの振れ具合を気にして調整すると大入力時に振れなくなります。それでどうしたかというとFT-817で59+10dBとなる信号(実際は自作50.550MHzマーカー)を利用して合わせこみました。結果これが良い感じの調整になり、実際にEsが出たときに動作確認して確認済み。

上記調整と直接関係ないがFT-817NDと比較した動画