MarkV vs TS-820

うん十年前のTS-820と、現代の無線機(最近ディスコン)の聴き比べをしていますが、なんとか昔の無線機のような聴き心地にならないか色々と試しています。(ある意味悲しい事ですね)

今日試したのは、MarkVのIPOをON(PreAMP−OFF)にして、その代わりにIF-ampのgainを上げる方法です。(隠しコマンド9-1で31まで上げます)フロントエンドのハイゲインなアンプをOFFにして、フィルタを通ったあとの信号を持ち上げるってことです。これによって、ルーフィングフィルタを通ってIF段に入る信号がアップアップになる事を防げないかという事です。

実は、これがなかなかいい感じなことが分かりました。全体のノイズの音程が変わります。そう、音の感じがTS-820に近い感じになります。(前の記事に書いたような、TS-820の信号とノイズの感じ=ノイズはありますが信号に絡まない感じですね。)しかも、NRがよく効く様になるみたい。

まとめるとこんな感じ。この方法ってWebでも見たことがないのですが、誰かやってますかねぇ。
�@IPOをON(Pre-ampをOFF)
�A隠しコマンドのIF-gainを31(max)に上げる。ちなみに元の値は13。

注意1)IF-ampレベルを最大にするのでIPO-OFFに出来ない。(聴けたもんじゃないっす)
注意2)感度が落ちた感じに聴こえるの(ノイズを含めた聴こえる音全体の迫力が減る)で、一般受けしない。(これは自分が良ければいいので問題なし)

課題:この設定で各バンド・各モードで快適に運用できるか、他の機能がきちんと働くか確認すること。(レベル配分が変わるのでちょっと心配ですが、元々通常の設定でもIPO-ONだと配分変わるので問題ないと思っていますが、ハイバンドのCWでどうかなぁ)