普段使いで個人的に最も大事なソフトウェアはLogger32になります。DXとのQSOは全てこのツールに保存して管理していますので必須ソフトウェアになります。無線機の周波数をリアルタイムで取得できますし、ALL NewなのかBand Newなのか、LoTWに参加している局なのかを確認できますので非常に便利です。国内QSOにはHamlogを利用していますが、皆さんご存知のとおり国内交信用の情報としては完璧ですので便利に使わせていただいています。Logger32との同時立ち上げ使用する場合が多いですが、そもそもHamlogは無線機との通信速度設定が低めのものしか選択できないので、接続は諦めて周波数入力は手打ちで構わないと判断しています。
このようにIC-7300を使う上での便利ソフトウェアはLogger32との同時利用を考慮することになりますが、単純に組み合わせて使うと組み合わせによってエラーが出ることが分かりました。VSPE(バーチャルCOMポート)は標準で使用する前提です。
<N1MM−Logger32>同時使用〇
N1MMはIC-7300のバンドスコープがUSB経由で取り込めるので大画面で確認ができる様になるのと、バンドチェンジ時に便利です。(IC-7300はバンドボタンがありませんので。。。)このN1MMとLogger32の組み合わせは、DATAモード以外で利用します。
・利点
バンドスコープ機能(しかも「本体EDGEでFIX No.1」を選択しておけば設定外へ周波数を動かしても自動で画面が切り替わります。(IC-7300本体とN1MMの画面双方。その際No.1の内容も自動で書き換わりますが)
両ソフトウェアはそのまま同時使用可
・足りない点
DXとのスプリット交信時のTX周波数確認などの機能がない(スプリットはDXLaboが便利、別途説明)
<Dxlablauncher−Logger32>同時使用〇
DXLaboはバンドスコープはありませんが(たぶん)、それ以外の無線機操作が非常に便利です。(バンドスコープ画面があればN1MMは不要かも)機能一覧は下記。
・利点
バンドチェンジ
モードチェンジ
フィルター切替(3段階OK)
VFO(A/B)切替
スプリットON/OFF
XFC機能
マウス操作で周波数Up/Down
・足りないところ
バンドスコープ
実はIC-7300はデュアルモニタがありませんので、スプリットでのピックアップ周波数の確認としてIC-7300を2台使用する方法を検討していたのですが(IC-7610を1台購入するよりIC-7300x2+αの方が安価)、上記の機能をうまく使えばかなり補完できる事がわかったので2台体制は不要かなと考え始めています。
<JTDX−Logger32>同時使用✖(エラーで動作停止。但しOmni-Rig使用することで改善)
JTDXは最近流行りのデジタルモードFT8での利用を考えていますが、Logger32との組み合わせでエラーが出ることが分かりました。両方立ち上げて暫く時間が経過すると必ずエラーが出ます。ログはJTDXからLogger32へ転送されるのでこれを利用することとして、JTDXを使用する時はLogger32と無線機との接続を都度OFFにする必要があります。しかし、「Omni-Rig」を使用することでこの問題を回避できる様なのでこの問題はなくなりました。(他の方のHPを参考にしました。TNX!)
また、デジタルモード時のバンドチェンジと周波数調整ですが、デジタルモード(特にFT8など)の場合は運用周波数がほぼ固定されているので、IC-7300自身のメモリー機能を使えば不便ではありませんね。
・利点
FT8運用で個人的に使いやすいと判断(但しPediモードの場合はあのソフトを使用する)
QSOログのLogger32への転送機能
・欠点
エラーで停止→但し「Omni-Rig」で解決
→「Omni-Rig」によるエラー回避については別記事で設定をまとめておく予定。