ATUバンド切り替え対策はこれ:IC-7300

HFのアンテナはLW(といっても全長15m程度)+ATU(オートアンテナチューナー)を使っているので、バンド切り替えの度にリグの出力パワーを絞ってキャリア送信は必須です。これまでのリグはパワー調整のボリュームとモード切替は専用のつまみとボタンがあったので比較的簡単でしたが、IC-7300はどちらも前面全面パネルには直接ありません。そのため次のような操作が必要でした。

①MULTIダイヤルをPUSH
②MULTIダイヤルをグルグル回してPWRを数%へ
③画面をタッチしてモードをRTTYへ変更
④PTTもしくはTRANSMITボタンを押してキャリア送信し、ATUが調整
⑤画面をタッチしてモードを運用するモードへ変更
⑥MULTIダイヤルをPUSH
⑦MULTIダイヤルをグルグル回してPWRを必要パワーへ戻す

やはりこれは面倒。。そこでネットで入手した背面コネクタへ接続するハードウェアを製作しました。必要な材料はコネクタ、ダイオード、抵抗、スイッチと少しの線材だけ。写真は製作途中の状態です。このままではあれなのでテープで保護しますが、基板なしでコネクタのピンに直接半田付けして取り付けました。赤黒の線材の先に押しボタンスイッチを取り付けてあります。

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これがあれば、上の①〜⑦が全て不要になります。
ボタン一発で、ボタンを押している間はキャリアありの出力パワー10Wで送信されます。もちろん、送信を終われば元の状態に自動で復帰。これで便利になります。

==== 具体的な回路のリクエストがありましたので紹介します。

この方のHPを参考にしてください。私はこのまま作りました。ネットを検索すると別な回路も出てきます。暫くこの回路で使っていますが不具合は出ていないので大丈夫かと思われます。コネクタはAmazonだったかな。。