放射性廃棄物の管理期間

放射性廃棄物の管理期間について改めて調べてみた。以前から現実的ではない長期に渡って管理が必要な事は知っていたが、改めて調べると愕然とした。

・再処理+群分離+核種変換(消滅処理)
 日本が現在研究中の、必要な管理期間が短いタイプ。これで500年
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 工程は複雑になるが、数万年も監視する必要はなくなり、100-500年の監視で天然ウラン並みに放射線が低下して廃棄/資源利用が可能になる。FP から熱を蒸気発生用に回収でき、低温になったガラス固化体は稠密に保管でき貯蔵スペースを大幅に節減できるとして日本でオメガ計画として技術開発が進められている。

・再処理+地中処分
 これまで日本が考えていた方法。数万年ですよ。。。こんな事をまじめな顔をして議論して合意する人の顔を見てみたい。数万年って、、、、人類が先に居なくなるから良いって事ですかね?
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再処理してウラン235ウラン238プルトニウムを取ったあとの生成物をガラス固化して地中で冷却しつつ30年、その後数万年保管する方法で、 2000年までは日本はこの方針だった。1t の使用済み核燃料から、高レベル放射性廃棄物は最終的に (30〜50)kg+α まで減らせるが、大量の低レベル放射性廃棄物が出てしまう。また、高レベル放射性廃棄物はガラス固化するものの、半減期数万年の MA と高発熱量 FP が混入しているため、冷却しながら30年、その後数万年の保管が必要になる。

そして今日現在、放射性廃棄物は溢れんばかりに増え続けている。現在、定期検査中の原発の再稼動についてニュースになっていますが、そもそも廃棄物問題を考えただけで原発は無理なのでは?

みんな騙されているよ。