以前ファイナルを飛ばして修理した「AU-α607L Extra」ですがまた修理となってしまいました。きっかけは以前も発生した片chの音量が下がってしまう症状が再発。以前と同じ様に抵抗負荷で20kHzの信号を入力した状態でボリュームを上げて汚れを飛ばそうとしたのですが今回はなかなか改善せず。ボリュームを徐々に上げていったところアンプから煙が上がってしまいました。破壊されたのは以前交換したファイナルと付近の抵抗が2つ。ファイナルは端子間ショートモード故障、抵抗は真っ黒に焼け焦げていました。そういえば前回交換したファイナルは「AU-D607F Extra修理用」に準備していたファイナルなのでα607Lよりパワーが低い規格でした。。高出力に耐えられなくて壊れてしまったようです。
今回はこの2種に加えて前回修理時に判明していたhfeが劣化しているドライバ用トランジスタも交換することにしました。ドライバ用トランジスタは修理用に以前手配していたのを思い出したのでそれを使うことにしました。
問題のリレーについては取り外し&分解して接点クリーニングをきちんと実施することにします。横着してはだめですね。リレーに関しては最小限の分解で可能な情報が先人さんの情報がネットにあがっていましたので参考にすることにします。この機種は取り外しが少し面倒です。リレーは高価なアンプでも一般的なものを使用している場合がほとんどで、もっといい方法はないのかなといつも思います。アンプ最後の出口であるリレー手前までは回路や部品その他配線やネジや筐体材料まで立派だとさかんに宣伝しますが、最後の最後でリレーが密閉型ではなかったりそもそもリレーの接触部分が非常に小さくて、、、このあたりが闇って感じです。
部品交換後に各部調整をサービスマニュアルどおりに実施。バランス関係は問題ありませんでしたがなぜかL-chのBiasがかなりずれていて既定の2倍以上流れていました。L-ch側のヒートシンク温度が高かったので思っていたとおりでしたが。。
・交換部品
ファイナルトランジスタ :2SA1186/2S2837 ⇒ 同じものに交換(607F使用品)
ドライバトランジスタ :2SA1306Y/2SC3298Y ⇒ 2SA1859A/2SC4883A
劣化品のhfeは85/125に低下していた
抵抗 :120Ω、560Ω

リレー:カバーを外して接触部分を磨きます(真っ黒でした。なんと6Ωもありましたので音量に差が出て当然。。磨いた後は0.5Ω以下)

基板とスピーカー端子の間にあります(黒いので写真では分かりにくい)

交換後のファイナルトランジスタあたり
