RF-2800:修理

調整に記事を書いたRF-2800ですが、実は調整中に壊してしまった部品がありました。SW2-Band調整中にL11コイルのコアを割ってしまったのです。これまで、アマチュア無線の機器を何度となく調整していますが、コアを割ったのは初めてです。感度は落ちましたがなんとか放送も受信できるので、しばらくは割れたまま使っていたのですがかなり残念な状況でした。

調整時に硬かったので、不安だったのですが。。割れているのがわかりますね。


回しても感度が良くならないので戻そうとしたら、バリっと割れました。こんな感じでバラバラになっていました。


BCLラジオの修理で詳しいホームページの方に相談し、何度かやり取りさせていただいたところ、その方の手持ちのあるコイル中のコアが使えるのでは?もしかしたらコイルごとそっくり交換すればそのまま使えるかもとのことでした。(定数も測定していただきました。)写真は届いたコイルを分解した状態です。送って頂いた方の依頼もあり分解してコアだけ移植で使用できるか確認するための分解です。
 

到着したコイルは、コイルを割ってしまったコイルと形状や足の配置も完全に一致しましたので、実際にはコイルをそっくり交換しました。感度調整してみたところ、ちゃんと感度ピークがでます。本当にそのまま交換で使えてしまいました。下が交換後の写真です。コアがほぼ抜けたところで調整できるのもオリジナルのL11と同じです。ということで、放送目白押しのSW2-Bandの性能が復活できて本当によかったです。